タバコは胃がんや肺がん、食道がん、喉頭がんやそれから呼吸器疾患(慢性気管支炎、肺気腫など)を引き起こす原因となります。また副流煙により同居のご家族にも影響を及ぼします(子どもの喘息、気管支炎、奥さまの肺がんなど)。
タバコの害について頭では分かっていても、実際の禁煙となるとニコチンに対する依存性ができてしまっており自分の意思だけでは難しいこともあります。
当院では呼気中の一酸化炭素濃度を測定する機器(スモーカーライザー)を使用し、ニコチンの摂取量を計ります。
また禁煙については主にチャンピックスという、脳の受容体からニコチンをブロックしニコチン切れのイライラや、喫煙したときにタバコが美味しいと感じてしまうのを抑える内服薬を用いて治療を行います。
どうしても合併症や副作用でチャンピックスが服用できない方には、ニコチンパッチのご用意もあります。